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小学生〜中学生

ムーシールド

 




●幼少期の受け口の治療の第1選択
ムーシールドを起きている間、できれば2〜3時間装着し、この間30分は口唇を閉じる運動を繰り返します。そのまま就寝中も装着します。朝起きた時にお口の中に残っているようになると効果あが出てきます。
ムーシールドを後ろから見ると、舌をのっけておくランプ(写真の赤色のところ)があります。これがとても大事で、意識して舌の位置を覚えることで、治療効果も高くなります。


●ちょっと大きめでOK
ムーシールドは最初、お口の中に入れると大きく感じるのが普通です。この状態でしっかり口唇を閉鎖する練習をすることにより、前歯の受け口が少しずつ治っていきます。しっかり使用できた場合は3ヶ月以内に改善しますが、最低でも6ヶ月、1年を目安に使用します。
受け口(小児期)の治療例 の比較的簡単なケースは皆、ムーシールドで治療したものです。



●実際の変化
効果は早い場合2ヵ月ぐらいで現れ、半年ほどで完全に治り、その後観察モードになりますが、最低1年間は装着するのを勧めています。

●ムーシールドがあまり効かない年齢
小学校5,6年ぐらいになるまで放置していた場合は、もうほとんどムーシールドも効果が出なくなります。この場合は通常の治療が必要となります。
ブログの参考ページ:http://www.takaortho.com/2010/12/blog-post.html
 
 

バイオネータ

 




●下顎後退型の上顎前突症例に
思春期性の成長の頃下顎が大きくなる時期に合わせて、ブラケットとワイヤーの装置(デーモンシステムなど)に先立ち、6〜9か月、もしくは1年ほど使用します。在宅時(就寝中を含む)に装着します。
これがしっかりできて、下顎の成長が確認できた後、デーモンシステムなどの装置に移行するのです。
下顎後退タイプの不正咬合

●側貌の良好な変化を誘導する
うちの子は「出っ歯なので診てください〜」という相談は、ガタガタの次に多い主訴の一つです。そこで、よく診ると、歯並びは、たしかにものすごく上顎前突なのだけれども、実は下顎が後退しているという場合が多いのです。

一般に下顎が後退していると、オトガイが緊張し、口唇閉鎖がしにくくなります。そうするとぽか〜んとお口をあいていることが多くなり、口呼吸が定常化してしまいます。口呼吸になるとさらに口腔周囲筋の発達も阻害され、不正咬合は悪化するという負のスパイラルを招きやすくなり、注意が必要なのです。

上顎前突の原因が主に、こうした下顎の後退で成り立っている場合、よくチェックしなくてはいけないのは、鼻から上口唇にかけての突出があるか否かになります。 のケースでもそうですが、鼻から人中への鼻唇角を見ると鈍角で、実は上顎の前歯はそれほど前に出ているわけではなく、下顎が後退しているわけです。その結果、相対的に出っ歯さんに見えるのだなとおおまかに判断できます。

もし、この状態で上顎の抜歯などの選択をすると側貌のバランスが改善することがあまり期待できなくなります。原因を見極めた上で、成長期ではバイオネーターなどの機能的矯正装置を利用し、積極的に下顎の前方成長を促して治療する必要もあるのです。


●オトガイの緊張
治療後は下口唇からオトガイにかけての緩やかなカーブ(Sulcus といいます)が形成され、口唇が楽に閉鎖できているのがわかると思います。口元の変化だけ見ると抜歯しているように見えますが、↑ の写真の通り、小臼歯の非抜歯で治療しています。患者さんの協力が素晴らしかったです。

側棒の良好な変化



●ブログ:Takaorthologyに関連記事
2010 9.22 【矯正】バイオネータ:骨格的に下顎が後退している成長期に
 
 

GMD

 





●上顎大臼歯の後方への遠心移動

GMDは主に上顎歯列の叢生を改善するため、大臼歯を後方に移動させる必要のある時に用いられる装置です。

開発者のDr. グリーンフィールド http://nextortho.com/index.htmlの名前をとり、Greenfield Molar Distalizer。 それを略してGMDと呼ばれています。

写真のケースのように萌出スペースが不足、また歯列から飛び出して並んでいる叢生部分の改善のためのスペースもないような場合、まず後方にスペースをGMDにより作った後、ワイヤーで並べていきます。


 
 

デーモンシステム

 


●デーモンシステムを採用する理由



デーモンシステムというのはDr. Dwight Damonが開発したセルフライゲーションブラケットのシステム全般をいいます。物理的に歯牙移動の妨げとなる摩擦を生じないフリクションフリーが代表的な特徴です。現在のデーモンクリアで第5世代になります。第1世代のデーモンSLの当時から使用してきましたが、大きさの点から唇側の症例すべてに使える状態ではありませんでした。しかし、3世代目のデーモン3ぐらいから大きさもかなり小粒になり、世界中で人気が出たブラケットとなりました。矯正歯科のホームページ等で目にした方も多いと思います。
治療スピードが速いとかいうのはマーケティング戦略で出てきた特質であまり信用できません。それより、私が採用しているのは、フリクションフリーの性能とデザインが気に入っていることもありますが、卓越した世界的な臨床家が多く使用しており、井の中の蛙にならないよう、自分の技術レベルを客観的に評価しやすいのでは?というのが最大のインセンティブです。

●バンドを使用しないシステム



当院では昔から特別な装置でない限り、特にブラケットとワイヤだけで治療する場合は、大臼歯にバンドを使用するのを避けてきました(バンドは6番目や7番目の大臼歯に使用されることが多い)。
痛み、歯肉へのダメージ、バンドの厚み分に相当するスペースの発生、そして位置づけの不正確さ、などの欠点があるからです。他に、もう少し専門的なところでは、チューブに備わるトルクやオフセットといった歯の位置づけに関するスペックのバリエーションに劣る点です。
デーモンシステムはこのバンドを使用せず、大臼歯のチューブはすべてダイレクトにボンディングするという方針をとっており、これは当院のバンドフリーのやり方とマッチしています。


バンドは写真のとおり大きく、接着面積も広いので、装置の脱離などがおきにくいのが長所です。術者にとっては楽でいいのですが、上記のような欠点は見過ごせません。
最近は性能のいい接着剤がどんどん開発され、チューブを直接歯牙につける場合でもはずれることはほとんどありません。


2010.10.6 バンドフリーその2:治療精度の追求
2010.10.3 バンドフリーその1: 痛みの回避と来院回数を減らす
2010.9.05 デーモンクリアへのコンバート
2010.8.29 デーモンクリア 装着イメージ
2010 8.05 デーモンクリア 登場 ---デーモンブラケットの光と陰
 
 
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