Takaorthology

2015年2月27日 金曜日

【お知らせ】3/1〜3/2 研修のため休診

世界中の言語で鳥の名前を知ることはできるが、それを知ったからと言って、鳥については何ひとつわからないだろう。だからその鳥を見て、行動を観察してみよう。それが重要なのだ。私はかなり早い時期に、何かの名前を知ることと、何かを知っていることの違いを学んだ。
ーーーーーーリチャード・ファインマン

3月1日(日)〜3月2日(月)はタカオ矯正歯科は医院で東京まで研修に行くことになり、休診とさせていただきます。
木更津で開業されている友人の有島先生が講師を務められる矯正用のミニスクリューのセミナーです。

矯正用のミニスクリューは当院でも、治療計画にもとづき、どうしても必要なケースにおいて導入しておりますが、マネージメントの面でももっと学んできたいと思っています。

投稿者 高尾 祝文 | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年2月15日 日曜日

【矯正】歯の脱灰について

われわれが口を開くのは虚栄心のゆえである
スピノザ

 




矯正治療をはじめる時は、歯が捻転していたり、重なりあっている状態が普通です。これを正しく配列するために、必要なスペースを確保し、そこに歯を移動させていくのです。





そして、こうやって並べるのに必要なスペースをつくり、そこに動かしていく過程で、今までは歯牙同士の重なりで見えなかった脱灰部位がはっきりと現れてくることが少なくありません。



脱灰というのは、歯のエナメル質の表面からミネラルが溶け出した状態です。光沢を失い、白い点状・帯状に見えます。

お口の中では食事ごとに、微少レベルで脱灰と再石灰化というサイクルが繰り返されているのですが、これには唾液が大きな働きをしています。唾液が届かないところでは再石灰化が起こりにくいのです。不正咬合で歯同士が正しくない位置で密着していたり、口呼吸で唾液の働きが弱まっていると、そこにこうした脱灰が生じやすく、矯正治療中によく見つかります。

この脱灰したところは、なかなか光沢をとりもどすまでに自然に治ることは残念ながら難しいかもしれません。ただ、これ以上に進行させないためにも、再石灰化が優位になる口腔内環境を維持することが本当に大切です。

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2015年2月10日 火曜日

【矯正】まずは虫歯の予防と歯ぐきの健康から

感動を与えたいって、何様のつもり?
------アナナマス

 


最初の初診・相談の時に、矯正治療についてお伝えすべき事柄として、3つのことがあります。

①歯列不正の状態と治療についての見通し
②姿勢、態癖への気づきと、舌・口唇などの口腔周囲筋のトレーニングのこと
③虫歯と歯周病の予防

についてです。

初診・相談には1時間ほど確保していますが、これらすべてについて念入りにお話しするのが難しいときもあります。特に低年齢のお子さんの場合は、①や②の前に、まず③の虫歯や歯ぐきの健康について、親御さんにもその重要性をしっかりお伝えしないといけない場合があります。

「液体歯磨きだけでクチュクチュってうがいだけしかしてないんです、この子。そんなのでいいんでしょうか?」と聞かれる時がありますが、答えはもちろん「ダメ。絶対に歯ブラシを使って磨くように」ということになります。
ちなみにその子に、市販の洗口剤だけで30秒くらい念入りにうがいしてもらい、その状態で染め出しをしてもらいました。プラークやバイオフィルムが付着し、汚れているところが赤く染まります。


市販の洗口剤はなんの効果もないことがわかると思います。この状態を見て、「え〜ッ」と驚いてもらうことが第一歩です。

次にバイオフィルムのバリアを破壊する効果のあるエピオス水(タンパク分解型の除菌水)でうがいしてもらいます。


40~50度に暖めたものを使うと、もっと赤い部分が自然にとれるのですが、それでは気づきとブラッシングの重要性を指導できないので、常温でやってもらいます。この段階で模型などを使って、歯磨き指導し、自分で5分ぐらいかけて磨いてもらうことにします。エピオス水の作用で、汚れがとても落ちやすくなっています。



そして綺麗になった歯を見てもらい、もう一回「こんなになるんだ」と驚いてもらえればこちらも言うことはありません。

ただ、歯がきれいになると歯ぐきがいかに炎症を起こして赤く腫れ気味かもはっきりわかってきます。これに気付いていただけると、次の段階へと進んでいくことができるわけです。

投稿者 高尾 祝文 | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2015年2月 6日 金曜日

【矯正】正中の偏位には注意を

一度も失敗したことがない人は、新しいことに挑戦したことがない人である。
アルバート・アインシュタイン 

《正中の偏位、特に下顎の大きなズレがあるとき》
前歯部や臼歯部の叢生は目立つので、患者さんもそれを主訴に来院されますが、正中の偏位は見逃され、来院時に発見されることがよくあります。
特に下顎位に問題が生じていると考えられる時は、早めの処置を考えたほうが望ましいかもしれません(特に成長期のころは)。



関節が、歯列に依存せずに生理的に機能すると考えられる顎の位置(CR:中心位といいます)で記録をとります。そうすると、普段咬んでいる顎の位置(CO:咬頭嵌合位)と大きなずれが生じていることが一目瞭然です。
この場合は、右上の犬歯で干渉が生じ、このとき臼歯部はまったく咬むことができません。そこで自然と下顎を左側にずらして咬むようになっていることが予想できます。
偏位が生じる発端は、頬杖や寝るときの姿勢、かみ癖などの態癖が関係している場合も多く、治療に際してはこれらを治すトレーニングも併せて行っていきます。




《こうした場合の治療》
先ほど記したCRとCOはできれば1㍉以内のずれがいいのですが、このケースでは特に左側の関節が後上方に4㍉近くずれていました。非常に大きな偏位量といえます。このため、普段咬んでいるCOで治療計画を立てることはできませんので、生理的なCRを基にして治療計画を立案することになります。


2年間の治療であれば、その間の成長予測も組み込み、歯牙の移動を考えます。側面では、審美的な歯牙の位置を考慮し、前歯と臼歯の位置を決定します。正面からは歯列の幅径を上顎が3㍉、下顎は2㍉拡大することとし、これらに適した装置のデザインを適用させます。




最初の検査を行った時からほぼ1年近く経過した段階です。少しずつ正中があってきています。計測するとCRとCOはまだ1.5㍉ほど偏位が認められますが、いい方向に進んでいると考えられます。



正貌のセファロの分析でも、下顎全体が右側方向に是正されるように成長していっているのがわかります。このあとの1年で、まだ装置をつけていない上顎の前歯や、完全に萌出していない第2大臼歯に装置をつけて、きっちりと仕上げをしていくことになります。


投稿者 高尾 祝文 | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

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