Takaorthology

2015年12月 8日 火曜日

【矯正】リンガル(舌側)治療と唇側治療の進行過程

リンガル(舌側)治療と通常の唇側治療で治療期間にどれぐらい差が出ますかとよく問い合わせがあります。治療期間はそもそものケースの難易度に左右され、舌側か唇側でそれほど差はないように思われます。ただ、舌側矯正では、セットアップという技工の段階と最後のディテーリングで唇側よりも時間を要すことが多いです。次のシェーマは当院で治療の進行の仕方を説明する時に用いているものです(ブログの仕様で画像の横幅が450ピクセルしかとれず、見にくくて申しわけありません)。

例として、上下の第1小臼歯を抜歯して治す場合の、上顎の咬合面から見た時の進行過程です。

診断と治療計画についてはリンガルでも唇側でもそれほど大きな相違点はありません。
目標として,次のようなVTOという歯牙移動の見取り図を作るところも同じです。


これをもとに、治療が開始され、歯列の拡大を行う必要のある場合は3~4か月かけてそれを行います。
特に、内側に回転した第1大臼歯を治し、V字型歯列弓を少しでも治しておくのは重要です。


ここからリンガルと唇側の治療では別の道筋を進んでいきます。

リンガルではなるべく全ての歯に装置をつけ、連続したワイヤーで並べていきます。

唇側ではまず、犬歯だけ後退させ、前歯のガタガタがほどけてきてから前歯部の配列を行っていきます。





次に前歯を後退させる段階では、リンガルでは犬歯を含めた6前歯をまとめて後退。
唇側では犬歯はもうすでに後退させているので、4前歯の後退とコントロールを行います。



最後にディテーリングという非情に重要な段階を経て、装置をはずし保定に入ります。
ディテーリングでリンガルのほうが時間がかかることが多いかもしれません。





投稿者 高尾 祝文 | コメント(0) | トラックバック(0)

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