Takaorthology

2015年4月28日 火曜日

【矯正】口呼吸の悪影響

花粉症の原因物質の捕集期間というのを調べると、関西では3~4月でスギ、ヒノキのピークがあります(5月にはイネのピークが控えています)。そして矯正のご相談の患者さんには、この時期、季節性の鼻アレルギーの方がとても多く、ほとんどの場合に口呼吸を併発しています。


口呼吸にはいろいろな弊害がありますが、そのひとつに、低位舌により下顎が後下方に回転してしまうことが挙げられます。特に骨格性の下顎後退が認められる場合で、前歯部や臼歯部に反対咬合を生じている時は、慎重に治療する必要があります。

というのは、そうした反対咬合を是正する過程では、下記の黄色の矢印のように下顎が後下方に回転しやすく、口呼吸を伴う場合はその傾向がさらに助長されるからです。下顎が開き、図の角度が1°開くだけで、2㍉ぐらい奥歯の位置関係は悪くなってしまいます。これは矯正治療においては非常に大きい値です。

なので、この時期、花粉症による鼻アレルギーで口呼吸が重篤な場合は、下記のような前歯部や臼歯部の反対咬合を治すのを、少し待つこともあります。

①前歯部の反対咬合(骨格的には下顎後退型の場合)






②臼歯部の反対咬合






投稿者 高尾 祝文 | コメント(0) | トラックバック(0)

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