Takaorthology

2015年2月15日 日曜日

【矯正】歯の脱灰について

われわれが口を開くのは虚栄心のゆえである
スピノザ

 




矯正治療をはじめる時は、歯が捻転していたり、重なりあっている状態が普通です。これを正しく配列するために、必要なスペースを確保し、そこに歯を移動させていくのです。





そして、こうやって並べるのに必要なスペースをつくり、そこに動かしていく過程で、今までは歯牙同士の重なりで見えなかった脱灰部位がはっきりと現れてくることが少なくありません。



脱灰というのは、歯のエナメル質の表面からミネラルが溶け出した状態です。光沢を失い、白い点状・帯状に見えます。

お口の中では食事ごとに、微少レベルで脱灰と再石灰化というサイクルが繰り返されているのですが、これには唾液が大きな働きをしています。唾液が届かないところでは再石灰化が起こりにくいのです。不正咬合で歯同士が正しくない位置で密着していたり、口呼吸で唾液の働きが弱まっていると、そこにこうした脱灰が生じやすく、矯正治療中によく見つかります。

この脱灰したところは、なかなか光沢をとりもどすまでに自然に治ることは残念ながら難しいかもしれません。ただ、これ以上に進行させないためにも、再石灰化が優位になる口腔内環境を維持することが本当に大切です。



投稿者 高尾 祝文 | コメント(0) | トラックバック(0)

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