Takaorthology

2010年11月17日 水曜日

【矯正】治療中の虫歯---あるケース

●治療中の虫歯




矯正治療中の歯磨きはここで言うまでもなく、ほんと〜に大切です。

↑の写真はもうだいぶ昔のケースですが、上顎の左の奥歯のあたりに問題が生じていました。一番奥の第2大臼歯のチューブの下が虫歯に、そして手前の第1大臼歯の歯肉が清掃不良でとても腫れています(歯肉炎)。

もともと歯磨きの苦手な患者さんでした。歯磨き指導で、だんだん意識も高くなってきて安心していたのですが、受験生で夜食を食べながら勉強→そのまま寝るというのを何日か繰り返していたということで、ほとんど磨いていなかった(^^;) というのが続いてしまったことがあったようです。
もうこれは確実に虫歯になります。

虫歯でもかなり初期の段階で、軽度のエナメル質表面の脱灰(表面が白っぽくなります)であれば、歯磨きを徹底してもらい、表面をコーティングして様子を見ることもあります。しかし、それを通り越して、表面が着色し、そこがえぐれたようになっている場合は虫歯の治療が必要です。
この場合、一度チューブなどの装置をはずさなければならず、虫歯の治療が済むまで、歯の移動も行うことができませんので、非常にやっかいです。特に最終段階近くで、一番大きなステンレススティールのワイヤーを装着している時は、虫歯の治療後にもう一度、微妙な排列をやり直さなければならず、できる限り避けたい事態です。

このケースもそうでした。第1大臼歯は歯肉の腫れだけでしたが、もう少し磨きやすいチューブにするほうがベターと考え、第1、第2大臼歯ともチューブをはずし、第2大臼歯は虫歯の治療を他院で行ってもらいました。




虫歯の治療終了後、装置をもう一度つけ、1ヶ月ほど経過したところです。ワイヤだけはずしましたが、来院時の状態でこれぐらいであれば安心できます。歯肉炎を起こしていた第1大臼歯もチューブは少し小さめのものにし、歯肉の腫れも起きていません。

少し時間をロスしてしまいましたが、歯の移動を再開したのでした。

●歯ブラシをうまく使いましょう
効率よく磨くために、歯ブラシ選びもとても重要です。

同じ上顎の左の奥歯の部分で簡単に説明します。



・矯正用のワンタフトブラシ:オーソワン http://www.oralcare.co.jp/guide/onetuft/orthoone.html

電動歯ブラシを使用しない場合は普通の歯ブラシで磨いた後に、このオーソワンでチューブやブラケットの下などを丁寧にこすりあげるような感じで磨きます。このオーソワンと歯間ブラシは基本なので、当院では治療の最初にお渡ししています。






・ブラウンオーラルB http://www.braun.co.jp/products/oral/kae/index.html
当院では電動歯ブラシをお勧めしていますが、手磨きだけではなかなかうまく磨けない場合や、もっと徹底的に磨きたいという時は尚更です。音波ブラシのソニッケアは最高なのですが、替えブラシを含めて少し高価なので、替えブラシの種類が豊富な上記のオーラルBをお勧めする場合が多いです。
写真のブラウンBの矯正用の替えブラシは市販されていないようで、上記のHPにも掲載されておらず歯科医院専用のようです。
まずは、これでおおまかに磨いた後に、写真の歯間ブラシタイプを装置の下、ワイヤの周辺に当てるようにして磨きます。とても効率がよいです。

・タカオ矯正歯科のサイトでの関連ページ Q41 歯磨きのこと

以上、ご一読、今回もありがとうございました。




投稿者 高尾 祝文 | コメント(0) | トラックバック(0)

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