Takaorthology

2010年4月 6日 火曜日

矯正用のミニスクリュー       京都/矯正

矯正用ミニスクリューの成書
写真の3冊は我々矯正医がよく使用する成書なのです(一番上の本が一番いいです)。上から2番目の本の著者であるDr.Paikの講演会が大阪で開かれ、聴講しに行ってきました。
ミニスクリューがメインというわけでもなく、実際の臨床例の供覧が多い講演でとてもおもしろかったです。




TAD(矯正用のミニスクリュー)は当院では、デーモンシステムやリンガルの装置で治療している間の補助装置としての位置づけです。設置部位はHPに掲載している表のように多岐に渡ります。そのうちのいくつかを紹介します。

●唇側の歯槽部


抜歯ケースにおける典型的なミニスクリューの使用例

少し古い、オールドスタイルのケースです。最近ではあまり使わないメカニクスで治療してますし、バンドもはいってます。
矯正治療は最大限の効率を目指しますが、装置もシンプルにして常に安定した結果を得るように日々、進化しています。

●上顎口蓋歯槽部


インコグニートとミニスクリュー:この方式をよく利用します

TADから口蓋のリンガルアーチに力をかけ、大臼歯のロスを防ぎます

裏側の歯槽部もいろいろ応用が効き、よく設置する部位です。可能であるなら、上顎の第2大臼歯のすぐ後ろも良いのですが、そこは骨の硬さで劣り、実際には難しいことが多いです。


●上顎口蓋中央付近


口蓋部中央付近にミニスクリュー
この部位は15才ぐらいの適応ぎりぎりの年齢でも骨の性状がよく、植立が可能なことがあります。

●TADを使用できない年齢の時
15才に満たない場合は、骨が柔らかく、TADの植立が難しいと言われています。よって中学生ぐらいまでは当院ではめったに使用しません。
それでも、臼歯部が自然に前方に移動してしまうのを防ぐ(ロスを防ぐ)必要は年齢に関係なく生じます。特に、非抜歯治療で大臼歯を後方に移動した後、その位置をキープする必要のある時は、TADの代わりにナンスボタンという装置をセットします。


ミニスクリューを適応できない年齢ではナンスボタンを利用することも


ご一読たいへんありがとうございました。



投稿者 高尾 祝文 | コメント(0) | トラックバック(0)

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